猛暑が続く8月だからといってそうめんやそば、冷奴といった冷たいものだけですませていると夏バテしてしまいます。炒め物や煮物といった熱い料理も必ず食卓に並べ、野菜や水分を十分にとることが必要です。 じりじりと照りつける太陽にはぐくまれた夏の野菜は、その存在をアピールするかのように自己主張しています。生で食べたり、ゆがいて味噌や塩などのシンプルな調味料で食べたりするだけでも十分に堪能できます。 さて、夏野菜にはどんなものがあるでしょうか。ニガウリ、トマト、なす、ズッキーニ、枝豆、大葉、モロヘイヤ、オクラ・・・これらに共通しているのはビタミンが豊富であることと、苦みやからみで清涼感を得られることです。また、まさに夏しかお目にかかれないスイカは、果肉の90%以上が水分であり、ビタミン類は少ないですがカリウムが多く、腎炎や膀胱炎、高血圧にも効果を発揮します。 暑い日の口当たりの良さはもちろん、熱を冷まし、暑さを忘れさせてくれるはたらきと利尿効果が高いのも特徴です。栄養的な面でヒトの身体にどのようにはたらくのかという野菜の特徴を知っておけば、夏のトラブルにも負けないでしょう。夏野菜をおいしく食べて、夏を元気に乗り切りましょう。
※ミニ知識より |