6月といえば梅雨の季節。湿った場所で生活をすることを好むかたつむりは梅雨になるとよくみられます。それでは意外と知られていないかたつむりの生態をお教えしましょう。 かたつむりは、実は海にすむ貝の仲間なのです。海産の貝は「えら」で呼吸をしますが、かたつむりは「肺」で呼吸します。陸にすむ貝ということで、陸貝(りくがい)と呼んでいます。正式名は「マイマイ」と言います。 かたつむりは、殻が右巻きのものが主なのですが、左巻きの殻をもつ仲間もいます。 食べ物は、落ち葉や朽ち木など植物質のものですが、中には肉食のものもわずかにいます。 かたつむりにはオスメスの区別があるのでしょうか。実はかたつむりはオスメス同体で、1匹でオスメス両方の役割をします。しかし、2匹いないと卵は生まれません。 日本にはおよそ500種類〜800種類のかたつむりが生息しているといわれており、中には毒を持つかたつむりもいます。調べれば奥が深いかたつむりを研究材料としている人はたくさんいます。
※ミニ知識より |