「点検に来ました」と訪問してきて「布団にダニがいる」「屋根瓦がずれている」などと言って不安にさせ、不要な布団、リフォーム工事などの商品・サービスの契約を勧めるという悪質な訪問販売によるトラブルが寄せられています。
【事例】 ■布団のリフォーム 「布団の点検をします」と電話があり、つき合いのある布団販売店の紹介というので信用して来てもらった。「リフォームして羽毛を足す必要がある」と言われ頼んだが、後になってまったく関係がない業者だったことが分かった。
■屋根工事 「近所の家の屋根工事をしていたが、お宅の瓦がずれているようなので気になって」と作業着の人が来た。親切な人だと思い、瓦屋根の点検を頼んだ。「このままでは雨漏りする」と 言われ瓦のふき替え工事を頼んだが、高額だったうえに、工事前は雨漏りしていなかったのに雨がにじむようになってしまった。
■水回りのリフォーム工事 「5千円で配水管清掃をしないか」と来たので頼んだ。清掃後、「トイレの床下がぬれているので、このままでは土台が腐ってきて危険だ。早く工事をしたほうがよい」と言われた。この際なのでシャワー便座の交換と一緒にトイレのリフォーム工事を契約したが、工事がずさんだった。
【被害にあわないために】 訪問販売については最初に事業者名と販売の目的であることをはっきりと告げなければならないとされています。尋ねてもはっきりと答えなかったり、不審に感じたりしたときは、きっ ぱりと断りましょう。できれば、玄関のドアを開けずにインターホンやドア越しのほうが断りやすく、安全です。公的機関を名乗ってきたときは、部署名、氏名を聞いて、その場では契約 せずに、後でその機関に確認しましょう。 点検商法は、その内容が専門的なものが多く、消費者にとっては本当に必要な契約かどうかその場ではわからないことがほとんどです。その場で契約せずに、家族や信頼できる周囲の人に相談しましょう。
「トラブルにあわれた方は、一人で悩まず早めにご相談ください。」
■問い合わせ:龍ケ崎市消費生活センター(電話:0297−64−1120) |