現在、高齢者の約4人に1人が、認知症またはその予備軍の可能性があると言われ、今後も増え続けることが見込まれています。認知症がますます私たちに身近な病気となる中、これからは、たとえ認知症であってもできる限り住み慣れた地域で暮らし続けられる社会づくりが求められています。 市では4月から、認知症により徘徊のおそれがある高齢者の事前登録事業を始めます。事業の概要についてお知らせします。
●情報を事前登録で共有 この事業では、徘徊のおそれのある認知症高齢者について、本人または家族からの申請に基づいて、あらかじめ市の台帳に登録します。登録した情報は、本人の同意を得たうえで竜ケ崎警察署にも提供し情報共有します。 ●登録情報の活用 警察署や市が直接、または市民などからの情報で徘徊と思われる高齢者を保護した際に、事前登録の情報を検索します。登録があれば、その情報をもとに速やかに保護者に連絡します。 ●登録を希望する場合は 高齢福祉課窓口で受け付けます。申請には、印鑑と写真(顔・全身)が必要です。詳しくはお問い合わせください。
■地域の力で徘徊高齢者を守りましょう■ 市ではこれまでも、介護保険の運用をはじめ、位置情報端末機の貸し出し、防災無線の活用などの徘徊高齢者対策に取り組んできました。 今回の徘徊高齢者等事前登録事業は、高齢者の徘徊による行方不明や、徘徊中に保護した際の身元不明に先手を打つための新たな取り組みです。この取り組みをより生かすためにも、徘徊高齢者と思われる方への声かけや、見かけた際の情報提供など、地域の皆さんの温かい見守りをお願いします。
■問い合わせ:高齢福祉課高齢福祉グループ(電話:0297-64-1111内線276) |