2月は年間を通して一番寒い時期ですが、空気の冴えわたった冬の夜空には1等星が多く見られ、たくさんの星がにぎやかに輝いています。 その中でも、冬の代表オリオン座が斜めに輝いているのが見えます。オリオン座を形作る2つの1等星のうち赤い方の星がベテルギウスで、冬の大三角形の頂点の1つになります。そして南東の空低くにはギラギラと輝く白色の星が見えています。これがおおいぬ座のシリウスで冬の大三角形の2つめの頂点になります。シリウスの東側(左側)にはこいぬ座があります。この中にシリウスよりはだいぶ落ち着いた輝きの1等星プロキオンがあります。以上の3星を結ぶと冬の大三角形の出来上がりです。夏の大三角形とは違いほぼ正三角形の形をなしているのが特徴です。 この冬の第三角形の真中には天の川があります。華麗な星の競演を見上げていると寒さをひととき忘れるかもしれません。
※ミニ知識より |