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雪崩(2015/01/17)


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 雪崩とは山腹に積もった雪が重力の作用によって斜面を崩れ落ちることをいいます。雪崩には厳冬期に多く起きる表層雪崩と春先に多く起きる全層雪崩があります。特に表層雪崩は、速度が速く破壊力が強大で被害範囲も広くなります。これらはすべり面の違いによって分けられています。表層雪崩は積雪の中にすべり面があり、急傾斜の斜面や吹き溜まりができている斜面に多発し、短期間に多量の降雪がある1月から2月にかけて多く発生します。全層雪崩はすべり面が地面にあり、過去に雪崩を起こした場所や山腹傾斜地に起こりやすく斜面に積雪の亀裂が発生しているときは危険です。
 このように気象や気温の変化に注意することはもちろんのことですが、大きな雪崩の約9割が35度から45度の急斜面で発生していることも見逃してはいけません。また、樹林帯の中に一部だけ樹木の生えていない斜面があったら、そこは雪崩が頻繁に発生していると考えましょう。
 2月は春を前に気温の変化が激しいときです。山スキーや冬山登山など特に注意が必要です。

※ミニ知識より
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