| ■適正受診にご協力を・・・ 現在、わが国の医療をめぐっては、医療費の増加をはじめとするさまざまな問題が指摘されています。しかしこうした諸問題は、私たちが普段受診の仕方に気をつけることで十分に改善することができます。ここでは特に、皆さんが簡単にできる5つの行動を紹介します。ご自身や家族、地域にとって大切な医療を守るため、また保険税を有効に使うために、適正受診にご協力をお願いします。
■適正受診のための5つの行動・・・ @重複受診を避けましょう ひとつの病気で複数の医療機関にかかったことはありませんか? 複数の医療機関を利用すると、そのたびに初診料がかかり、検査をもう一度やり直すなど、大きな無駄につながります。安易な「転医」は金銭的にも身体的にも負担がかかり、決してプラスにはなりません。医療機関を替える場合には、主治医ともよく相談し、紹介状を書いてもらってからにしましょう。 ※転医(転院)とセカンドオピニオンは、同じ意味ではありません。セカンドオピニオンとは、主治医とともに最適な治療方法を選択するために、別の医師の意見を聴くことです。セカンドオピニオンを聴いた後に、結果として医師(病院)を替えることはありますが、その場合も主治医と良く相談してからにしましょう。
A夜間・休日の安易な受診は避けましょう 夜間や休日の診療は通常の診療とは異なり、必要な検査が受けられなかったり、最適な薬がもらえなかったりする場合があり、また割増料金が加算されます。緊急度をよく考え、診療時間内での受診を心がけましょう。
Bかかりつけ医(家庭医)を持ちましょう 「病気かな?」と思ったときに、どんな病気でも真っ先に相談できるお医者さんがいれば心強いですね。かかりつけ医(家庭医)とは家庭の日常的な診療や健康管理をしてくれるお医者さんのことです。継続的に受診することで、体質や病歴・生活習慣・健康状態などをトータルに把握してもらえ、適切な治療やアドバイスが受けられます。 もし、詳しい検査や高度な医療が必要と判断された場合には、適切な医療機関や専門医への紹介状を書いてくれます。 《かかりつけ医を選ぶポイント》 ◉自宅の近くで通いやすいか ◉相性がよく、信頼できるか ◉日ごろから健康管理や生活習慣に関してアドバイスをしてくれるか ◉病気や治療法、薬などについて分かりやすく説明してくれるか ◉必要に応じて専門病院を紹介してくれるか
C病気の予防を心がけましょう 医療費増加最大の予防法は、もちろん病気にならないこと。そのためには、普段の健康づくりが大切です。バランスの取れた食事・適度な運動・十分な休養といった「健康の3原則」を毎日の生活の中に取り入れましょう。また、定期的に健康診断を受け、病気になる前に、または重症化する前に、健康管理に取り組みましょう。
D柔道整体(整骨院・接骨院)のかかり方に気をつけましょう 整骨院や接骨院では、健康保険を使える範囲が限定されますので、ご注意ください。 健康保険が使える場合:◉外傷性の捻挫・打撲・挫傷(肉離れなど)◉脱臼・骨折の応急手当(その後の治療には医師の同意が必要)など 健康保険が使えない場合:◉日常生活による肩こり・腰痛 ◉スポーツによる筋肉疲労 ◉同じ症状で同時期に外科や整形外科で治療中の場合など
〜施術をを受けるときの注意事項 ◉負傷原因を正確に伝える ◉療養費支給申請書の内容を確認してから署名する ◉領収証は必ず受け取る ◉施術が長期にわたる場合は、医師の診察を受ける
■問い合わせ:保険年金課保険グループ(電話:64−1111内線254) |