1年の締めくくりに食べる年越しそば。「人生はそばのように細く長く生きるという意味で食べる」という説はよく聞きますがなぜそばでないとだめなのでしょう? 年越しそばの風習が広まったのは、江戸時代中頃。 実はいろいろな説があります。いくつか紹介しますがまだまだ他にもあるのでビックリします。 1.定番の「細く長く」説はもちろんありますが、関西ではそばではなく、運を呼ぶ「うんどん(うどん)を食べて「太く長く」を願うところもあるといいます。 2.そばが切れやすいことから、1年の苦労を切り捨てようとして食べるという説も。 3.そばは風雨でたれても日に当たるとすぐに立ち直る植物なのでそれにあやかってという説も。
●年を越す前に食べ終わりましょう
大晦日はお正月の準備を終え、一晩中眠らずに年神様を迎える日。この夜に早く寝ると皺が増えるとか白髪になるという言い伝えがある地方もあります。夕食を普通に食べて、夜食として10〜11時頃に食べてもいいし、夕食代わりに年越しそばを食べてもいいでしょう。食べ方の決まりはありません。かけそばでもざるそばでもOK。ただ、年を越してから食べるのは縁起が悪いと言われるので、12時までに食べ終わること。夜中に初詣に行くなら、食べてから出かけましょう。 年越しそばを食べるときは、1年を無事に過ごせたことを感謝し、家族で食卓を囲むのもいいでしょう。
※ミニ知識より |