高度10キロメートルぐらいの上空にできる上層雲。小さな固まりがたくさん集まったように見える雲です。昔からいわしの大量を知らせる雲と言い伝えられているようです。また、魚のうろこのように見えるため、うろこ雲と呼ばれたり、鯖の背の模様に似ているのでさば雲と呼ばれたりもします。高積雲(ひつじ雲)に比べて、1つ1つの雲が小さく、高いところにあるように見えます。低気圧の前面にあらわれることが多いので、半日後くらいには雨になるといわれます。いわし雲は秋以外にも見られますが、秋によく見られる雲なので秋の季語としても使われ、たくさんの句や歌に詠まれています。
■情報元:ミニ知識より |