タバコを吸われている方には耳の痛い話ですが…。 タバコの煙には4000種類の化学物質、250種類の有害物質、50種類の発がん性物質が含まれています。 最近話題になっている!?「サードハンド・スモーク」とは、2009年にアメリカで発表された論文によりますと下表に分類され、その危険性を訴えています。
【ファーストハンド・スモーク(別名:能動喫煙】 能動喫煙喫煙者自身がタバコの煙を直接吸い込むこと
【セカンドハンド・スモーク(別名:受動喫煙】 非喫煙者が他人のタバコの煙を吸わされること
【サードハンド・スモーク(別名:サードハンド・スモーク残留受動喫煙】 タバコの火が消えた後、煙に含まれる物質が喫煙者の髪の毛、衣類、家具、部屋の壁紙やカーテン、ソファなどに付着して、それが汚染源となって第三者がタバコの有害物質に暴露されること。
先日、保健センターで開催されたヘルス講演会で、龍ケ崎済生会病院の呼吸器内科部長(禁煙外来)の児玉孝秀先生に「タバコの害から家族を守ろう〜タバコの問題と禁煙の難しさについて〜」のテーマで話していただきました。児玉先生も「サードハンド・スモークは、掃除をしてもある程度しかとれない。特に赤ちゃんのいる家庭では禁煙をお勧めする。赤ちゃんはタバコの煙を吸収しやすく、研究データによると、小児の受動喫煙で知能が低下したり(9割弱の学力となる)、体の発育(身長)にも影響が生じるという結果もでている」また「タバコは嗜好品ではなく、嗜癖品である。覚せい剤のように依存性があるので、禁煙しようと思っても意思だけでは難しい。禁煙をしようと何度も挑戦して、吸いたい気持ちを逃す対処方法を自ら編み出していくことが大切」とも話されていました。 サードハンド・スモークは、換気扇の下で吸っても空気清浄機を使っても室内に残ります。家族の健康とご自身の健康を守るため、禁煙への一歩を何度でも踏み出してみようではありませんか。 保健センターでは、禁煙への歩みのお手伝いを行っています。まずは、お電話(64-1039)をお待ちしています。
■問い合わせ:保健センター(電話:64-1039) |