【事例】 父がパソコン使用中に「あなたのパソコンが脅威にさらされている」と警告表示が現れた。驚いてその部分をクリックするとセキュリティーソフトの無料版が作動し勝手にスキャンし始め、危険な状態だという結果が画面に表示された。父は慌てて警告表示の誘導に従い、クレジットカード番号を入力しこのソフトの有料版を購入した。その後ソフトの効果がみられないため不審に思い解約しようと連絡先に電話したが、英語でずっと話され手続きできない。初めて海外から購入したと気付いた。解約できないだろうか。 (契約当事者 60歳代 男性) パソコンを操作中に使用中のパソコンの危険などを知らせる警告表示が現れて不安になり、セキュリティーソフトやパソコンの性能を改善するソフトなどをインターネット経由でダウンロードしてしまったが、解約したいという相談が増加しています。安易にソフトをダウンロードしないよう注意が必要です。
(1) 突然に警告表示が出ても、信頼できる表示かどうか分からない場合には、クリックしないようにする。大手のパソコンの会社に似たロゴが表示されても、その会社が実際にソフトを提供していない場合もあります。
(2) セキュリティーソフト購入の際は日本語で問い合わせができる窓口の有無も購入の1つの基準として、複数のソフトを比較検討して購入する。
(3) パソコンの危険な状態を回避するために、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の情報セキュリティ安心相談窓口のホームページ(http://www.ipa.go.jp/security/anshin/)で情報収集すること
■問い合わせ:消費生活センター(電話:0297-64-1120・龍ケ崎市役所市民生活部商工振興課内)
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