「撞舞」は毎年7月下旬、八坂神社の祭礼の最終日に行われる神事です。豊 作をもたらし水害を防いだという蛙(かえる)の伝説にちなみ、雨乞いや五穀 豊穣を祈願し、また疫病除けの願いが込められているといわれています。 撞舞は、夕刻、笛や太鼓の囃子(おごど囃子=龍ケ崎市指定無形民俗文化財)が鳴り響く中、厳かにはじまります。緑色の唐草模様の衣装に雨蛙の面を被った舞男が、高さ14mの撞柱をするすると登り、柱の頂上の「円座」の上で東西南北に矢を放ちます。放たれた矢を手に入れた人は、1年間は災厄を免れ健康と安全が約束されるといわれています。舞男が円座で逆立ちなどを披露した後、身を翻して柱に張った3本綱の東側の綱をつたい、大車輪などの妙技を披露します。現在は平成2年から舞男を務める谷本さんと、平成20年から務める大石さんの2人で舞を披露しています。7月27日は、ぜひ撞舞会場にお越しください。
■日時:7月27日(日)夕刻 ■会場:根町「撞舞通り」 |