夏は暑くて暑くて・・・。とついつい、クーラーに頼りがち。でもこのまま電気消費から生まれる二酸化炭素などの温室効果ガスが増えてくると、地球の温暖化はすすみ、夏はもっともっと暑くなるかもしれません。例えば地球の平均気温が2℃上がると、東京の気温は鹿児島県と同じくらいの気温になると言います。地球温暖化の裏付けとしてアメリカ海洋大気局は1997年の地球の平均気温は16.9℃で、今世紀最高だったと発表しています。
夏は一年の中で最も電力使用の多い季節です。電気を多く使うと二酸化炭素の排出も増え、地球の温暖化に拍車をかけます。夏の電気の使われ方は平日13時〜16時がピークとなります。その使用率の4割がエアコンによるもの。部屋の中を涼しくすればするほど地球は暖かくなっていくのです。 エアコンの設定温度を1℃高めにするだけで約10%の省エネになると言われています。また、一緒に扇風機を使って涼しい風を部屋全体に循環させてやることで少々設定温度を高くしても涼しく感じることができます。
また、エアコンの室外機の廻りの気温が高いと放熱効率が悪くなり冷房の利きも悪くなります。室外機を直射日光からさけるよう日よけやひさしを作ってやると冷房の利きもぐんと良くなります。ただし、前面の風通しが悪くならない様に気をつけましょう。冷房効率を上げるもう一つの方法は窓から入ってくる熱をできるだけ少なくすることです。最も簡単な方法は窓用断熱フィルムを貼ること。最近の断熱フィルムは光の透過率も良いため部屋が暗くなると言う心配もないようです。また、夏だけでなく冬の暖房効率も良くなります。
■情報元:ミニ知識より |