祇園祭、葵祭とならぶ京都3大祭りのひとつで平安神宮の創建を祝い毎年10月22日に行われる、京の秋を彩る優雅な歴史風俗絵巻です。明治維新時代、江戸時代、安土桃山時代、吉野時代、鎌倉時代、藤原時代、延暦時代の7つの時代を18の行列に分け、華やかに京都御所から平安神宮まで向かいます。参加者は約2000人、牛馬約70頭、全長2kmに及び約3時間の行程となります。 時代祭行列は、京都全市域からなる市民組織「平安講社」(全10社)によって運営されています。この組織は、市内の旧学区単位で構成され、各講社がそれぞれの行列を担当、脈々と受け継がれてきました。行列に参加する人達は、数カ月も前から各学区の小学校などで隊列や着付けの練習に入ります。 「一目で京の都の歴史と文化が理解できるものを」「京都をおいて他にはまねのできないものを」という京都人のこころいきと誇りがふんだんに織り込まれています。 出発点となる京都御所は多くの見物客で混みあいますが、三条大橋などは、手を伸ばせば触れるほどの近さで見ることができます。
※情報元:ミニ知識より |