食中毒(しょくちゅうどく)とは、有害・有毒な微生物や化学物質等毒素を含む飲食物、水をヒトが摂取した結果として起こる下痢や嘔吐や発熱などの疾病(中毒)の総称です。
温暖な環境を好むという菌の特性と、原因食材との関係によって梅雨など高温多湿となる夏期に、最も食中毒の発生件数が多くなります。菌の増殖しやすい季節に、増殖しやすい状態の食材を摂取すれば、食中毒が増加することは火を見るより明らかです。
細菌による食中毒を予防する三大原則といわれているのは、「つけない(清潔)ふやさない(迅速、冷却、乾燥)やっつける(加熱など)」です。
食中毒を防ぐためには、生野菜は流水による洗浄を徹底すること、肉類や冷凍食品は十分に加熱することです。調理器具は熱湯と次亜塩素酸ナトリウムにより清潔に管理することが大事です。また調理する人は手に触れた食材が変わるごとに手洗いを行ったほうがいいです。
激しい下痢や嘔吐をすると脱水症状を起こします。食中毒かなと思ったら水よりも塩を少し入れたお湯、スポーツドリンク、常温に近いお茶を飲むように心がけ、早めに近くの医院へ相談しましょう。
※情報元:ミニ知識より |