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御九日〜秋の収穫を愛でる〜(2012/08/28)


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『御九日』(おくにち)は、読んで字の通り9日をていねいに言ったもの。この日に行う秋祭りには収穫を祝うものが多く、尊んで御九日と呼ばれるようになりました。
古来、奇数は陽の数とされ(偶数は陰の数)その陽の数の最大の『九』が重なる旧暦9月9日は中国から伝わった『重陽の節句』でもあります。中国では菊の花の気品と香は邪気を祓い寿命を延ばすと考えられており、菊酒を飲んだり高い山に登ったりする習俗がありました。
日本でも、平安時代に宮廷行事として取り入れられ、江戸時代には五節句のひとつとして民間に広まりました。

現在では新暦で行うところも多く、特に有名なのが長崎・諏訪神社の『おくんち』。これは御九日がナマった呼び名で、10月7日〜9日に神輿や奉納踊りが出て盛大に行われます。お祝いの方法は地方によって異なり、赤飯や小
豆飯を炊いたり甘酒を飲んだり、茨城や長野、埼玉ではこの日に茄子を食べると病気にならないとする伝承があります。

※情報元:ミニ知識より
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